時代に沿って、目立たないピアスやネックレスならOKとしている病院が多い。
だが、今でも看護師のピアスやネックレスなどのアクセサリー着用を禁止している病院は少なくない。

ピアスやネックレスなどのアクセサリー着用を禁止している理由の1つは【患者さんを傷つけないため】である。
たとえば、小児科などでは子供を抱っこすることがあるため、アクセサリーで子供を傷つけることがないよう、着用を禁止している。
また、認知症の患者さんが暴れてネックレスを引っ張るなどのリスクもある。

2つめの理由は【医療事故につながることがある】からだ。
ピアスのキャッチが落ちる可能性は0ではない。
ベッドに落として患者さんにケガをさせたり、子供が誤って落ちたピアスを口にする…。
｢まさか｣とは思うがリスクが全くないとは言い切れない。

【衛生上問題がある】のが3つめの理由だ。
お気に入りのネックレスやピアスは気分を上げてくれるが、無意識のうちに手で触ってることもある。
ピアスの穴を開けたばかりだと、穴から分泌液が出る。
また、ピアスホールが化膿する時もある。
患者さんへの細菌感染を防ぐという観点で禁止している病院はある。

看護師にアクセサリーの着用を禁じる理由の4つめは【印象を良くするため】だ。
患者さんやご家族の中には、看護師がアクセサリーを着用していることをあまり良く思わない人もいる。
特に年配の方の中には、アクセサリーをしているだけで「仕事ができない」と判断する人もいる。
そのためアクセサリーを禁じている病院は少なくない。